ほくろ除去に保険は適用される?自由診療との費用の違いや具体的な治療法

2019.12.03 更新
カテゴリ:
関連タグ:

私たちの体に、気がつけば出来ている「ほくろ」。

普段あまり気に留めることもない存在ですが、顔や身体などの目立つ場所にあると、邪魔に思えてくるという方も少なくありません。

いざ、ほくろの除去治療を受けようと考えると、治療方法や安全性、費用など、いろいろ気になってしまいますよね。

なかでも、ほくろ除去には保険が適用されるのかどうか、良く分からないという方は多いものです。

今回は、ほくろ除去の治療は保険適用で受けられるのかについて、詳しくご紹介したいと思います。

「ほくろ」とは?

ほくろとは、誰の体にも1つくらいはある、黒く丸い斑点のことです。

医学的には色素性母斑といい、母斑細胞という、色素細胞(メラノサイト)に似た細胞が増殖してできると考えられています。

ひとことに「ほくろ」と言ってもその種類はさまざまで、なかでも最もありふれたものは「単純黒子」と呼ばれています。

ほくろ除去の治療方法

ほくろの除去にはさまざまな治療方法が存在します。主な治療方法についてご紹介します。

レーザー治療

ほくろ除去の治療のなかでもよく用いられる方法がレーザー治療です。

一般的なレーザー治療では、炭酸ガスでほくろの元となる母斑細胞を焼き切り、ほくろを除去します。

比較的気軽に、リーズナブルな料金で治療を行うことができるため、ほくろの除去を希望する人たちの間では人気を集めています。

治療の直後は患部に赤みが残りますが、傷が上皮化してくると赤みはほとんど目立たなくなります。

必要最小限の範囲にのみレーザーを当てるため、傷をなるべく残さずに治療を受けたい人におすすめです。

ただし、ほくろの根が深い場合は母斑細胞が焼き切れず、ほくろが残ってしまったり、一度は除去できてもしばらくすると再発してしまったりするケースがあるため注意が必要です。

手術

レーザー治療と並んで、ほくろ除去の主な治療方法に挙げられるのが手術です。大きなほくろや根が深いほくろ、顔以外の部位にあるほくろ、そして悪性の可能性があるほくろなどに適用されます。

手術には、ほくろを紡錘形に切り取って皮膚を縫い合わせる方法と、形に沿ってくり抜いて巾着縫合する方法の2種類があります。

どちらの方法を選ぶかは、ほくろの形状や部位によっても異なるため、ケースバイケースで主治医に相談しましょう。

手術はほくろを確実に除去できる点がメリットですが、レーザー治療に比べて傷が残りやすいなどのマイナス面もあります。

その他

上記に挙げたもののほかに、自分でほくろを除去する方法もあります。

お灸

昔から民間療法として行われてきた代表的な治療方法です。よもぎの葉から作られたお灸をほくろの上に据え、お灸の熱で母斑細胞を焼き切ることで、ほくろを除去できるとされています。

除去クリーム

天然ハーブやひまし油、重曹などを原料に用いたクリームを塗り、皮膚を溶かすなどしてほくろを除去する治療方法です。

ドラッグストアやネット通販で気軽に購入できることから、実際に利用している人も多い方法と言えます。

自宅でできる民間療法は、コストが安く手軽な点がメリットですが、安全性や効果が定かでないものも多く、あまり推奨できません

確実に、そして安全にほくろを除去したいと考えるのであれば、専門の医療機関を受診することをおすすめします。

ほくろ除去に保険は適用される?

ほくろ除去には「保険診療」と「自由診療」の2種類がある

ほくろを除去する際に気になるのが、治療に保険は適用されるのかという点です。

実は、ほくろ除去の治療には「保険診療」と「自由診療」の2種類が存在します。

一般的に、手術による治療は保険診療となるケースが多いです。一方、炭酸ガスを用いたレーザー治療は自由診療で行われます。

自由診療の場合は保険が適用されないため、基本的には、治療にかかる費用は全額自己負担となります。

保険診療には医師の判断が必要

ほくろ除去の治療には「保険診療」と「自由診療」の2種類があると述べましたが、保険診療を受けるためには医師の判断が必要です。

医師が診察を行い、以下のような判断基準に当てはまるとした場合は、保険での治療が可能となります。

  • 悪性の可能性、もしくは今後悪性化する可能性がある
  • レーザー治療では対応ができない大きさ、根の深さ
  • 出血や炎症がある
  • 剃刀に当たる位置にあるなど、生活に支障をきたしている

これらの基準に該当するケースでは、医師の判断のもと、保険を適用しての治療が行われることも少なくありません。

池袋サンシャイン美容外科のほくろ治療について

レーザー治療と手術治療の2種類を行っている

池袋サンシャイン美容外科では、レーザー治療と手術治療の、2種類のほくろ除去治療を行っています。

上記にもご紹介したように、それぞれの治療方法にはメリットとデメリットがあります。

まずは医師の診察を受け、自分のほくろに最適な方法を選ぶことが大切です。

レーザー治療について

池袋サンシャイン美容外科では、最新レーザーによるほくろの除去治療を行っています。レーザー治療に適しているのは、以下のような条件に当てはまるケースです。

  • 顔などの目立つ場所にほくろがある
  • 短時間で治療をしたい
  • できるだけ傷を残したくない

こうした条件に当てはまり、なおかつ、十分にほくろを除去できると医師が判断した場合は、レーザー治療が選択されます。

施術の前には患部に局所麻酔を行うため、痛みはありません。また、治療にかかる時間は5ミリ程度のほくろで5分程度と大変短いため、体への負担も小さくて済みます。

治療後はすぐにメークをすることができるので、外出に不自由する心配もありません。ただし、治療直後は色素沈着が起こりやすいため、紫外線対策をしっかりしておく必要があります。

レーザー治療は自由診療になるケースが多いとご紹介しましたが、池袋サンシャイン美容外科では保険診療での対応も行っているので、費用面でも安心です。

手術治療について

レーザー治療では十分な対応が難しいケースの場合は、手術治療が選択されます。以下のような条件に当てはまる場合は、レーザー治療よりも手術治療が適していると言えます。

  • ほくろが大きく面状に広がっている
  • ほくろがしこりになっている
  • 数センチに成長した大きなほくろ
  • 根が深いほくろ
  • レーザー治療をしても何度も再発するほくろ
  • 顔以外の部位にあるほくろ

こうしたほくろの場合は、手術によって切除した方が良いでしょう。

手術治療の場合、治療にかかる時間は1か所につき15分程度です。

経過が順調であれば、手術から一週間ほどで抜糸します。入浴は当日から可能ですが、感染予防のため患部は濡らさないようにしていただきます。

大きなほくろの場合は、切除後の患部に傷が残る可能性がありますが、池袋サンシャイン美容外科では経験豊富な医師による安全かつ丁寧な施術を行っているので、安心して治療を受けることが可能です。

もちろん、上記の理由により手術治療を受けた場合は、保険適用となります。

池袋サンシャイン美容外科でほくろを除去しませんか

以上、ほくろの除去と保険について詳しくご紹介をしました。

顔などの目立つ場所にあるほくろは、コンプレックスの原因になるケースも珍しくありません。

池袋サンシャイン美容外科では、そうした悩みにたしかな医療技術で応えています。気になるほくろがある方や、ほくろを除去したいと考えている方は、まずはお気軽に池袋サンシャイン美容外科までご相談ください。

保険適用の場合の価格表[値段・料金]

1ミリ/1個 5分 5,000円
5個以上 15分 10%OFF
10個以上 30分 20%OFF
皮膚腫瘍 20分 保険診療有

監修者情報

医療法人社団 栄真会
池袋サンシャイン美容外科

院長 鈴木 栄樹

日本美容外科学会正会員・認定医
日本美容外科医師会正会員
日本抗加齢医学正会員

<院長略歴>
95年 聖マリアンナ医科大学卒業
03-06年 医療法人博済会鈴木病院 美容外科外来開設
06年 池袋サンシャイン美容外科開設