失敗しないほくろ除去の方法は?美容外科医がおすすめする方法と失敗例

2019.12.04 更新
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身体にあるほくろならまだしも、顔にあるほくろは気になりますし、少しでも早く除去してしまいたいですよね。

そこで思いつくのが、「自分でほくろを除去できないか」ということなのではないでしょうか。

ほくろ除去の方法を調べてみると、確かに自分で取る方法も何種類か見つかるのですが、これらにはメリットだけではなくデメリットもあるのです。

それでは、自分でほくろを除去する方法やおすすめ除去方法について紹介していきましょう。

自分でほくろを除去する方法

自分でほくろを除去する方法には以下の種類があり、それぞれにメリットもデメリットもあります。

特にデメリットの部分は必ず知っておきなければなりませんので、しっかりと頭に入れておきましょう。

ほくろ除去クリームを使用する方法

クリームに配合されている成分で、ほくろに軽いやけどを起こさせてかさぶたを作り、それと一緒にほくろを除去するという方法です。

この方法はお手軽に実践できることから人気が高まってきているといいますが、実践するに当たっては注意が必要なことも事実です。

メリット

毎日、自宅でケアができるという点、これがほくろ除去クリームいちばんのメリットです。また、クリームの種類によっては、安価で入手しやすいというメリットもあります。

デメリット

ほくろ除去クリームには国産品がなく、すべて海外製です。このため、入手するには医薬品専門の輸入代行業者を経由する必要があります。

個人輸入で医薬品を購入して使用してしまうと、万が一の肌トラブルが起こったとしても、すべて自己責任扱いになります。

また、海外製だと日本語の説明書がなく、使い方がわからないなどの問題も生じる可能性があります。

実際に、海外製のほくろ除去クリームを使用した方の中には、「クリームでやけどをして跡が残った」という被害を訴えている方もいるため、リスクが大きいでしょう。

このように、デメリットが多いのがほくろ除去クリームですので、当院としてはあまりおすすめできません。

カソーダを使用する方法

カソーダとは、ヒマシ油と重曹を主成分とした製品です。ほくろやシミ取り用として利用している方は大勢います。

また、カソーダはヒマシ油と重曹さえ用意できれば自分で作ることもできるため、安価に作れるという意味からも人気が高いです。

メリット

カソーダはほくろ除去クリームよりも安価で、海外製でもインターネットショッピングサイトなどで入手できます。

この方法もほくろ除去クリームと同様の要領でお肌にカソーダを塗り、ほくろが自然に取れるのを待つ方法ですので、お手軽に実践できるというメリットがあります。

デメリット

カソーダもほくろに軽いやけどを起こさせる方法であるため、ほくろ除去クリームと同様のデメリットやリスクがあります。

そのような理由から、カソーダを使用する際にもほくろ除去クリームの使用時と同様の注意が必要でしょう。

お手軽に、しかも安価でほくろを除去したいという方に人気なのが、上記でご紹介したほくろ除去クリームとカソーダです。

これらの方法を試して実際にきれいにほくろを除去できた方もいるようですが、どちらもリスクがある方法ですので、行うのならかなり慎重になる必要があるでしょう。

このような方法が悪いというわけではありませんが、リスクがある以上、当院としてはあまりおすすめできません

美容外科・クリニックでほくろを除去する方法

より安全に確実にほくろを除去したいのなら、美容外科で治療を受けるのが最もおすすめできる方法です。

代表的な治療には以下の種類があります。

切除手術

ほくろをメスで切除する方法で、1回の治療でほくろを確実に除去できるというメリットがあります。

この治療は、大きくなってしまったほくろでも短時間で除去でき、ダウンタイム(治療後の回復期間)も短いという特徴があります。

レーザー治療

CO2レーザーなどを照射してほくろを除去する方法です。

この治療は切除手術よりも短時間でほくろを除去でき、しかも治療後に跡が残りにくいというメリットがありますが、大きなほくろへの対応が難しいというデメリットもあります。

レーザー治療は直径5mm程度のほくろに適しており、ある程度小さいほくろに向いています。

それ以上の大きさの場合では切除手術のほうが確実に除去できます。

池袋サンシャイン美容クリニックの治療

当院では、切除手術、レーザー治療ともに対応しております。どちらも保険適用可能です。

皮膚切除法がおすすめの場合

ほくろにはさまざまな種類があります。特に、メラノーマという悪性腫瘍の場合では放置でリンパ節などに転移することもあるため、早急に切除しなくてはなりません。

もしも、そのほくろがメラノーマだった場合、ほくろ除去クリームやカソーダでは除去できませんので、おかしいと感じたらまずは当院にお越しください。

医師が丁寧に診察し、メラノーマかどうかを診断させていただきます。

また、万が一メラノーマだった場合でも確実に切除手術で取り除くことができますので、安心です。

切切除したほくろを病理検査に出し、メラノーマかどうかを調べることも可能です。

特に、ほくろの範囲が広い方、しこり(腫瘍)が気になる方、ほくろがどんどん大きくなっている方、過去にレーザー治療を受けて再発したという方には、当院の切除手術がおすすめですので、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。

レーザー治療がおすすめの場合

一方、顔や首などに直径5mm程度のほくろがたくさんあるという方には、レーザー治療をおすすめしております。

当院では、レーザーを照射する前に局所麻酔を行うため、治療中に痛みを感じる心配はありません。

また、レーザーの照射は短時間で終了し、治療後に少々の赤みは現れますが、出血しないというメリットもあります。

アフターケアとしては、治療後約10日間程度遮光テープでお肌を保護していただく必要がございますが、メイクは治療当日から行えるため、非常に気軽にお受けいただくことができる施術です。

当日施術も可能ですので、ぜひまずはご相談ください。

監修者情報

医療法人社団 栄真会
池袋サンシャイン美容外科

院長 鈴木 栄樹

日本美容外科学会正会員・認定医
日本美容外科医師会正会員
日本抗加齢医学正会員

<院長略歴>
95年 聖マリアンナ医科大学卒業
03-06年 医療法人博済会鈴木病院 美容外科外来開設
06年 池袋サンシャイン美容外科開設