ほくろが原因で自分らしい生活をできていないと感じる方には、ほくろの除去をおすすめします。
自分でほくろを取り除く方もいますが、失敗するリスクや、実は悪性のほくろであった場合のことを考えると、大変危険です。
特に、自分でほくろを除去してしまうと、皮膚を傷つけ、また、ほくろを除去した傷口が炎症を起こしたり、化膿したりしてしまうしまう可能性があります。
ほくろの除去は、美容外科などの医療機関で行うようにしましょう。
そもそも、ほくろとは?
ほくろは、「母斑細胞」という組織からできています。
私達は普段から、肌にある黒いものを「ほくろ」と呼んでいますが、実は、ほくろの中にも、様々な種類があるのです。
自分ではほくろだと思っていたものが、皮膚ガンの一種である場合も考えられます。
病気であれば、専門医による適切な治療が必要です。ほくろの種類を学んで、適切な処置を行いましょう。
除去して良いほくろ
ほくろには、皮膚に沿って平らに発生しているものと、皮膚から出っ張っているものがあります。
除去して良いほくろは、次の4種類に分かれます。
クラーク母斑
もっとも一般的な標準のほくろで、皮膚に沿って平らなほくろです。
生まれつき存在しているものが多く、体のあちこちに発生しています。
良性のため、治療の必要はありませんが、年々濃くなっていく特徴があります。
スピッツ母斑
クラーク母斑よりも色が濃いほくろです。
形は丸みを帯びていて、左右対称であることが特徴です。
悪性黒色種(悪性の腫瘍)と間違われることもありますが、このほくろは悪性ではありません。
ミーシャ母斑
肌の表面よりも下にある真皮から、黒くなっているほくろです。皮膚の下に向かって、逆三角形に細胞が分布しています。
ウンナ母斑
膨らんだ皮膚組織の表面が、ひび割れをおこしている状態のほくろです。
除去してはいけないほくろ
上記に述べた以外のほくろは取ってはいけないほくろです。
形がいびつ・徐々に大きくなる・出血の確認できるほくろは、皮膚ガンの可能性があるので、医療機関に相談しましょう。
ほくろをレーザー除去するメリット
ほくろの治療法には、大きく分けて、レーザー除去と皮膚切除があります。
現在はレーザー除去が主流になっていますが、そのメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
レーザー除去のメリット
メスを入れにくい場所にも対応可能
レーザー除去は、濃い色のほくろや、目尻・眉・小鼻など、凹凸のある部分・メスを入れにくい場所にも対応できます。
皮膚切除が難しい箇所でも、安全な治療を実現することが可能です。
周りの肌を傷つけない
レーザー照射はピンポイントですることができるため、周りの肌を傷つけることが無く、出血もほとんどありません。
5ミリ程度のほくろであれば、5分で施術が完了します。入院の必要もありませんので、仕事・勉強・家事などで忙しい方にも最適です。
痛みがなく、医療機関によっては保険適用できる
除去の前には局所麻酔を行いますので、照射による痛みはほとんどなく、保険適用治療が可能です。
保険を適用することで、自由診療と違い、よりリーズナブルに安心して施術を受けることができます。
ほくろ除去をレーザーで施術する場合の流れ
局部麻酔
除去したいほくろに、局部麻酔を行います。
レーザーを照射
麻酔が効いてきてから、ほくろにレーザーを照射します。
レーザーで切除
ほくろを削り取ります。
レーザー治療の特徴
レーザー治療の特徴としては、ほとんどの人が1回で治療を終えることができることです。
施術直後は傷跡が少し残りますが、肌の回復とともに、半年程度で跡が目立たなくなってきます。
ほくろをレーザー除去する際の痛みや再発・懸念事項について
当院が多くお客様のほくろ除去施術を行ってきた中で、よくお聞きした心配事項やご質問を紹介します。
手術中に痛みはある?
局所麻酔を行うため、レーザー治療中の痛みはほとんどありません。
幼いお子様でも安心して受けていただくことができます。
再発する可能性はある?
表面を削ることが目的のレーザー治療では、再発が認められる場合があります。
再発は、ほくろの原因である’母斑’を完全に除去しないことによって起こります。
肌の表面のみを削り取ることで、深層の組織を残したままにしてしまうと、いずれ再発してしまうのです。
ただ、当院では、高い技術力を持つ医師による施術で、再発しないように除去いたしますので、ご安心ください。
施術後の経過はどうなる?
施術当日から、お化粧・洗顔・入浴ができます。
ほくろを除去した部分は、ニキビ跡と同様に、肌が陥没した状態になっています。
この部分は皮膚が削り取られている状態ですが、1週間ほどで新しい皮膚が形成されます。
皮膚が形成された後も、注意が必要です。新しい皮膚はとても薄いため、日焼けなどにより、色素が沈着し、シミの原因となる可能性もあります。
そのような状況を防ぐため、当院では保護用テープを、1ヵ月分お渡ししております。
保護用テープは肌色のため、上に貼ってもほとんど目立ちません。
1ヶ月後には、保護用テープも外し、普段通りにお過ごしいただけます。
施術後に特別なケアは必要?
お化粧・洗顔は、保護用のテープの上から行っていただきます。
ほくろを除去した後、浸出液がしばらく出ることがあるため、テープを貼ったままにして経過を患者様ご自身で見守っていただきます。
池袋サンシャイン美容外科のほくろ除去治療
[当院のほくろ除去治療の強み1]高い技術力
当院には、高い技術力を持った医師が在籍しており、ほくろ除去の経験も豊富です。
また、レーザー治療で除去できない場合には、皮膚切除治療を行っているため、ほくろ除去に関するさまざまなアプローチが可能です。
皮膚切除治療は、次の方が対象です。
皮膚切除治療が対象になってしまう場合
- 数センチ以上ある、大きなほくろを除去したい方
- しこり(腫瘍)を除去したい方
- ほくろが何度も再発した方
- ご来院された方の状況をしっかりと見極め、適切な処置方法をご案内いたします。
[当院のほくろ除去治療の強み2]保険適用の治療
当院でのほくろ除去治療では、保険の適用ができるため、通常よりもリーズナブルに治療をお受けできます。
保険適用で治療できるケース
- 悪性の疑いがある場合や、放置すると危険であると判断されるほくろの除去
- ほくろが痛い、ほくろのせいでひげが剃れないなど、生活に支障がある場合
- ほくろを除去した後、病理検査を行う場合
- 最終的な判断は、当院の医師が行います。まずはお気軽にご相談ください。
[当院のほくろ除去治療の強み3]B施術後の経過診察や痛みもサポート
施術が終わった後も、2回程度ご来院いただき、細やかなサポートを行っています。
術後に気になることがございましたら、お気軽にお伝えください。
経過後の来院
経過診察1回目(術後10日目)は、傷跡のチェックなどを行い、病理検査の結果をご報告いたします。
経過診察2回目(術後1ヵ月)は、傷跡のチェックをいたします。
監修者情報
医療法人社団 栄真会
池袋サンシャイン美容外科
院長 鈴木 栄樹
日本美容外科学会正会員・認定医
日本美容外科医師会正会員
日本抗加齢医学正会員
<院長略歴>
95年 聖マリアンナ医科大学卒業
03-06年 医療法人博済会鈴木病院 美容外科外来開設
06年 池袋サンシャイン美容外科開設