最近はおしゃれ感覚でタトゥーを入れられる方も増えていますが、就職や結婚を機に、タトゥーを消したいという方も少なくありません。実際、お子さんとプールや温泉に入りたいと思っても、タトゥーがあると入れないケースもあります。
ただ、いったん入れてしまったタトゥーを消すのには、それなりの手順が必要です。当院では、タトゥーをキレイに除去できる切除法を採用していますが、施術のメリットやデメリットについて解説したいと思います。
タトゥー除去の切除法とは
タトゥー除去の切除法とはその名の通り、皮膚を切除することによって、タトゥーを根本から取り除く施術のことを意味します。皮膚ごと切除することによってタトゥーを消し去るだけでなく、タトゥーをしていたという事実も消し去ることが可能です。
切除法の施術内容
それでは早速ですが、タトゥーの切除法について紹介したいと思います。クリニックでよくおこなわれているレーザー治療とは、どのような違いがあるのでしょうか。
皮膚切除法
一口にタトゥーといってもいろいろな種類がありますが、特に和彫りでタトゥーを入れた場合、色素が皮膚の奥深くにまで入り込んでしまいます。
そのため、比較的簡便なレーザー治療で色素を取り除こうとしても、完全には取り切れないことが少なくありません。そのため、タトゥーを完全に除去する場合、皮膚切除法が進められます。
レーザー治療との違い
皮膚切除法によるタトゥーの除去と、レーザー治療によるタトゥーの除去との最大の違いは、施術の後にタトゥーの跡が残るかどうかという点です。
レーザー治療は色素を取り除く施術なのですが、特定の色にはあまり反応しないため、タトゥーの柄は消えても、タトゥーをしていた痕跡が残りやすいデメリットがあります。
皮膚切除法の場合は、タトゥーを皮膚ごと取り除いてしまうので、タトゥーをしていたという痕跡ごと取り除くことが可能です。また、皮膚切除法よりもレーザー治療のほうが、何度も治療に通う必要があります。
切除法のメリット
皮膚切除法によるタトゥーの除去には、次のようなメリットがあります。意外に思われるかもしれませんが、レーザー治療よりも痛みを抑えた施術が可能となっています。
跡が残りにくい
皮膚切除法の最大のメリットが、タトゥーの跡を残さないということです。タトゥーを除去したい方の多くは、単にタトゥーを取り除くのではなく、タトゥーをしていた過去も清算したいという希望をお持ちです。
仮にドクロのタトゥーを入れていたとして、レーザー治療でドクロの柄は消えても、ドクロの形が残ってしまえば、それは過去の清算とならないかもしれません。
皮膚切除法であれば、ドクロの痕跡もなくなってしまうので、タトゥーをしていたという過去も清算することが可能です。
痛みが少ない
レーザー治療に比べると、皮膚切除法の方が痛いように思われがちですが、手術は麻酔科でおこなわれますし、その後、鎮痛剤も服用するため、それほどつらい痛みはありません。
かえって、複数回の施術回数を要するレーザー治療の方が、いつまでも長引く嫌な痛みを残すケースも少なくありません。
切除法のデメリット
タトゥーの皮膚切除法にはたくさんのメリットがありますが、メリットの裏には必ずデメリットもあるものです。では、皮膚切除法にはどのようなデメリットがあるのでしょう。
リスク
タトゥーの皮膚切除法も手術である以上、必ず傷跡は残ります。これほど医学が進歩した現代であっても、手術跡を全く残さないような外科的手術はありません。また、タトゥーの形によっては、傷が曲がってしまったり、凹凸が生じたりするケースもあります。
あまりにも傷跡が目立つようであれば、傷跡修正手術をおこないますが、結果は体質によって左右されることが多いのも事実です。
費用など
一般的に、レーザー治療に比べると皮膚切除法の方が、費用が掛かるものです。ただ、レーザー治療の場合は何度も施術をおこなわなければならないケースもあるので、一概に皮膚切除法の方が高いとは言えません。
タトゥーの大きさや古さ、形、皮膚の質などいろいろなことを総合的に勘案し、レーザー治療にするか皮膚切除法にするか選択するべきでしょう。どちらを選択すればよいか分からないという方は、治療前にしっかりと治療法のメリット・デメリットを確認しておきましょう。
池袋サンシャイン美容外科のタトゥー除去
池袋サンシャイン美容外科では、タトゥーを除去するのに皮膚切除法を採用しています。その理由と、施術の流れについてみていきたいと思います。
切除法をおこなう理由
切除法をおこなう最大の理由は、タトゥーをもっともキレイに、かつ効果的に除去できる方法だからです。タトゥーを除去する方法はいくつかありますが、当たり前ですがタトゥーを完全に除去できなければ意味がありません。
そのために残った傷跡は、美容外科ならではの施術によって、最大限、目立たなくさせることが可能です。まずは、タトゥーを完全に除去することが第一と考えています。
施術の流れ
実際の施術に入る前に、女性のカウンセラーによるカウンセリングがおこなわれます。男性の医師には聞きにくいことでも、女性のカウンセラーであれば気軽になんでも聞いていただけると思います。
カウンセリングが済んだら、医師による診察がおこなわれます。タトゥーの大きさはどれくらいなのか、皮膚の伸縮性はどの程度あるのかを見極め、施術計画を立案します。
ただ、この時点で手術することを決定するわけではありません。医師の方から何度の施術が必要なのか、どれくらい費用が掛かるのか説明したうえで、ご納得いただければ手術をおこないます。
実際の手術に要する時間はおよそ30分から1時間程度で、タトゥーの範囲が広い場合は複数回に分けて手術をおこないます。
その後、テーピングを用いて傷跡をくっつきやすくする処置や、傷跡が残りやすくするためのお薬の内服、専用の保湿剤による保湿をおこないます。
まとめ
おしゃれ感覚でタトゥーを入れられる方は少なくありませんが、デメリットとして、就職の際に不利になる、生命保険に加入できないことがある、子供と一緒にプールや温泉に入れないといったことがあげられます。
ただ、「タトゥーを入れてしまったら仕方ない」「レーザー治療ではキレイに取れない」とあきらめている方もいらっしゃることと思います。
そんな方には、当院の皮膚切除法をおすすめします。タトゥーの痕跡を根本から除去できますので、是非お気軽にご相談ください。
監修者情報
医療法人社団 栄真会
池袋サンシャイン美容外科
院長 鈴木 栄樹
日本美容外科学会正会員・認定医
日本美容外科医師会正会員
日本抗加齢医学正会員
<院長略歴>
95年 聖マリアンナ医科大学卒業
03-06年 医療法人博済会鈴木病院 美容外科外来開設
06年 池袋サンシャイン美容外科開設