ニキビは誰にでも見られる可能性がある皮膚疾患の一種で、見た目の悪さや痛み、ボコボコとした傷跡に悩まされている方は少なくありません。
そのようなお悩みは、レーザー治療によって改善することが可能です。
では、レーザー治療でなぜニキビが改善されるのでしょう。
ニキビの原因とあわせて紹介します。
ニキビ治療をするなら美容皮膚科がおすすめ
ニキビは誰にでもできる可能性がある皮膚疾患の一種ですが、あまりにも身近な疾患であるため、きちんと治すことを怠ってしまうケースも多いのではないでしょうか。
ただ、ニキビそのものが治ったとしても、ニキビによってできた傷跡は簡単には治りません。
また、そのような傷跡を放置することで、ボコボコとしたクレーターを残してしまうことも少なくありません。
ニキビというと、クリームを塗って治すようなイメージがあるかもしれませんが、クリームではニキビを根本から改善することは困難です。
なぜなら、ニキビができている場所には、化膿、発赤、色素沈着、毛穴の凹みや盛り上がり、ケロイドと言ったさまざまな兆候が表れているからです。
仮にクリームを塗ることで、化膿を抑えられたとしても、ニキビによってできたデコボコとした傷跡を治すことはできません。
そのため、ニキビができやすい方には、美容皮膚科で根本から改善することをおすすめしています。
ニキビがなかなか治らない理由の1つとして、治るのに時間がかかることがあげられます。
保険診療によって安価で改善しようとした場合、どうしても時間がかかってしまうため、その内に治療を続けるのが面倒くさくなってしまいます。
池袋サンシャイン美容外科では、最新のレーザー治療器を用いて、ニキビの根本的な原因となる細菌(アクネ菌)をダイレクトに除去するため、短期間のうちにニキビを改善することが可能です。
そもそもニキビの原因とは?
ニキビや吹き出物ができると、見た目が良くないだけでなく、お化粧のノリも悪くなりますし、痛みによって不愉快な思いもするものです。
では、なぜニキビができてしまうのでしょうか。
思春期ニキビと大人ニキビで異なる原因
ニキビはよく青春のシンボルなどと言われますが、実は、ニキビには思春期にできるいわゆる思春期ニキビと、思春期を過ぎてからできる大人ニキビの2種類に大別できます。
では、それぞれの特徴についてみていきたいと思います。
思春期ニキビとその原因
ニキビのことを医学的には「尋常性ざ瘡」と呼んでおり、思春期のシンボルとも言われるように、中高生の多くによく見られる皮膚疾患の一種です。
誰にでも見られることから病気というよりは生理現象として捉えられがちですが、身体の中でもっとも目立つ場所にボコボコとした腫れものができると、若い方にとって大変なストレスとなります。
その意味では、やはりニキビも病気の一種と考えた方が良いでしょう。
思春期ニキビができる最大の要因として、皮脂の分泌量が多いことがあげられます。
通常、新生児は皮脂の分泌量が多いものですが、乳児期から学童期にかけて皮脂の分泌量は減少します。
ところが、第二次性徴期を迎えると、皮脂の分泌量が段々と増えてきます。
皮脂は皮膚を守るために必要な存在ではあるのですが、あまりにも皮脂の分泌量が増え過ぎると、ニキビの発生リスクを増すこととなります。
皮脂の分泌量が増大すると、皮脂を毛穴から排出しきれなくなります。
そのようにして残ってしまった皮脂と汚れ、ほこり、老廃物などがまじりあうことで、毛穴をふさいでしまいます。
詰まってしまった毛穴の中でニキビの原因菌であるアクネ菌が繁殖することで、赤みを帯びたニキビができます。
なぜ思春期に皮脂の分泌量が増大するかというと、思春期になると男性ホルモンの分泌量が増大するからです。
男性ホルモンは男性の身体や男性器の成長にとって欠かすことのできない存在ではあるのですが、ニキビができる原因ともなります。
男性ホルモンと言うと、男性にしか分泌されないように思われがちですが、男性ほどではないにしても、女性の体内でも男性ホルモンは分泌されています。
そのため、思春期の女性であっても、思春期ニキビができるリスクが増すのです。
思春期ニキビができやすい場所としては、額から鼻にかけてのいわゆる「Tゾーン」があげられています。
大人ニキビとその原因
通常、思春期を過ぎると皮脂の分泌量が落ち着いてくるため、思春期ニキビができるリスクも低下します。
ただ、大人になってもニキビに悩まされている方は少なくありません。
そのようなニキビのことを大人ニキビと呼んでいますが、大人ニキビができる原因として、ターンオーバーの乱れがあげられています。
ターンオーバーとは皮膚に起こる新陳代謝のことです。
新陳代謝とは古いものが新しいものへと生まれ変わることを意味しており、古くなった皮膚が新しい皮膚へと生まれ変わることを、特にターンオーバーと呼んでいる訳です。
私たちが単に皮膚と言った場合、それは表皮のことを指すケースがほとんどです。
表皮はわずか0.2ミリメートル程の厚みしかないのですが、角層・顆粒層・有棘層・基底層から構成されています。
基底層では皮膚の元となる角質が作られ、皮膚の表面へと押し上げられていき、それが10数層から成る角層を形成しています。
最表面まで押し上げられた角層は、やがて角質(垢)になって剥がれ落ちていきます。
ところが、なんらかの原因でターンオーバーの周期が乱れると、本来であれば剥がれ落ちるべき角層が剥がれ落ちずにとどまってしまいます。
角質が剥がれ落ちずにとどまってしまうと、徐々に角層が分厚くなり、皮脂や老廃物の排出が滞ってしまいます。
そこにニキビの原因菌であるアクネ菌が繁殖することで、大人ニキビができることとなるのです。
ターンオーバーが乱れる原因としては、誤ったスキンケアやストレス、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまなことがあげられています。
また、思春期ニキビとは異なり、あごや口の周りのいわゆる「Uゾーン」に見られやすいのも特徴です。
ニキビの種類
ニキビというと、赤くなって腫れるようなイメージをお持ちの方も多いと思いますが、細かく見ていくと、以下の4種類に分類されます。
白ニキビ
もっとも一般的なニキビが白ニキビです。
過剰な皮脂や汚れなどによって毛穴がふさがることで、毛穴の内部に膿がたまってしまい、白っぽく見えることからこの名が付けられています。
膿の量が少ないとニキビとして認識されず、見逃してしまうことも少なくありません。
その場合、ニキビの原因菌であるアクネ菌が徐々に増殖し、ニキビが大きくなってしまいます。
黒ニキビ
白ニキビができた場所の毛穴が開き、皮脂が酸化したり、色素が沈着したりすることで、ニキビが黒っぽく見えるようになります。
赤ニキビ
白ニキビが悪化して炎症を起こすと、いわゆる赤ニキビに移行します。
ニキビの原因菌であるアクネ菌が盛んに活動することで、腫れと痛みをともなったニキビになってしまいます。
黄ニキビ
白ニキビがさらに悪化すると、ニキビの表面が黄色っぽくなる黄ニキビへと移行します。
黄ニキビができると、ボコボコと傷跡を残してしまうリスクが増します。
ニキビ治療の方法
ニキビは誰にでもできる可能性があるものですが、早期の治療によって傷跡を残さず、キレイに治してしまうことが期待できます。
では、ニキビはどのように治せばよいのでしょう。
レーザー治療
ニキビを根本的に、かつ速やかに改善するのであれば、レーザー治療がおすすめです。
専用のレーザーを照射することで、ニキビの原因菌であるアクネを直接的に取り除き、毛穴の開きやボコボコとした傷跡を改善することが期待できます。
当院では最新鋭のフラクショナルレーザー治療器である「スターラックス1540」を用いて、ニキビの治療にあたっています。
従来のレーザー治療器とは異なり、治療にあたってジェルを塗布する必要がなく、痛みが大幅に軽減されているのが特徴です。
また、スターラックス1540によってレーザーを照射された場所では、ターンオーバーが活発に起こるため、ツヤのあるプルプルとしたお肌を取り戻すことが可能です。
そのあめ、かつてなら形成外科的な処置が必要であったボコボコとしたニキビ跡であっても、スターラックス1540であれば改善することが期待できます。
まとめ
ニキビができると手で潰してしまう方も多いと思いますが、手には無数の細菌が付着しているため、かえってニキビを悪化させてしまう結果につながりかねません。
また、クリームには化膿を抑える効果は期待できますが、ニキビにともなう炎症や色素沈着、ボコボコとした傷跡を治すことは期待できません。
そのため、ニキビを根本から改善したいのであれば、レーザー治療をおすすめしております。
特にボコボコとした傷跡が残ってしまった方におすすめしたい治療法でもあります。
頑固なニキビにお悩みの方や、傷跡が残ってしまった方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
監修者情報
医療法人社団 栄真会
池袋サンシャイン美容外科
院長 鈴木 栄樹
日本美容外科学会正会員・認定医
日本美容外科医師会正会員
日本抗加齢医学正会員
<院長略歴>
95年 聖マリアンナ医科大学卒業
03-06年 医療法人博済会鈴木病院 美容外科外来開設
06年 池袋サンシャイン美容外科開設