安さだけで選ぶのは危険?タトゥー除去の手術費用と施術方法を徹底解説

2019.11.28 更新
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「ファッションのつもりで入れたけれど、やっぱり消したい」というタトゥーの悩み、本当によく耳にします。

しかし、入れるときは簡単でも、消すとなると大変な思いをするのがタトゥーです。

では、タトゥーを消すにはどうすれば良いのでしょうか。

タトゥー除去にかかる費用

タトゥー除去にかかる費用は、治療の種類によって大きな差が生じますが、どの治療を取っても高額な費用になることだけは覚悟しておかなくてはなりません。

というのは、タトゥー除去は保険適用外の自費診療扱いとなるからです。

それではここで、保険適用治療と保険適用外治療の違いについて少しだけ触れておくことにします。

保険適用治療とは?

病気や怪我、交通事故などによって健康に支障をきたす可能性がある、あるいは生命の危機に瀕する可能性があると医師が認めた場合の治療を、保険適用治療といいます。

保険適用外治療とは?

治療を行わなくても日常生活や健康状況に支障をきたさない治療は、すべて保険適用外治療です。

タトゥー除去や美容整形、その他の美容治療、審美歯科治療などがこれに該当します。

では、タトゥー除去の場合、どれくらいの費用が必要になるのでしょうか?

同じ治療であっても医療機関によってかかる費用はまちまちですので、ここではタトゥー除去にかかる平均的な治療相場についてご紹介しておきます。

切除手術

20,000円前後〜

3四方のワンポイントタトゥーであれば20,000円前後の費用で済むことがありますが、それ以上の大きさになると、数十万円の費用が必要になることがあります。タトゥー除去治療の中では最も安価に受けることができる治療です。

アブレーション(剥削)法

45,000円程度

直径5p以内では45,000円程度の治療費となりますが、それ以上の大きさになると数10万円の費用が必要になることがあります。

植皮法

1部位300,000円〜

皮膚切除と皮膚移植の手術が必要になりますので、費用は高額です。

レーザー治療

20,000円〜

小さなワンポイントでは1回あたり20,000円前後ですが、レーザー治療は複数回受けなくてはならないため、最終的な治療費は高額になる可能性があります。

これらがタトゥー除去手術のおおまかな費用ですが、前述の通り、タトゥー除去治療の費用は医療機関によって異なります。

なお、タトゥー除去治療は美容皮膚科、美容外科、形成外科などで受けることができますが、仕上がりの美しさで選ぶのなら、美容皮膚科ないしは、当院のような美容外科がおすすめです。

当院では、カウンセリングのみの受付も行っていますので、ご興味がある方はひとまずカウンセリングだけでも受けてみてはいかがでしょうか。医師が実際にタトゥーの状態を見て、適切な治療を案内します。

無料カウンセリング予約

タトゥー除去手術のメリット

それでは次に、タトゥー除去のメリットやデメリットはどのようなところにあるのか考えてみることにしましょう。

タトゥーや治療法によっては1回で治療が完了

ワンポイントの小さなタトゥーであれば、1回の切除手術で綺麗になくすことができます。

また、アブレーションの場合でも、タトゥーの範囲が狭かったり色素が薄かったりする場合では、1回の治療で目立たないレベルにまで薄くすることが可能です。

狭い範囲から広い範囲まで対応できる

アブレーション、植皮、レーザー治療では、狭い範囲から広い範囲まで対応することが可能です。

不自由さの解消

タトゥーを消したいと考える理由は人それぞれかもしれませんが、そう考える裏側には、何かに対する引け目があるのではないでしょうか?

たとえば、就職や結婚の際に不利になる、子供とプールや温泉に行けないなど、タトゥーがあることによって感じる不自由はたくさんあります。

そして、タトゥー除去手術を受けてしまえば、さまざまな不自由さから解放されるでしょう。

タトゥー除去手術のデメリット

完全に除去できないことがある

アブレーションやレーザー治療では、タトゥーを完全に消すことが難しい場合があります。

特に色素が多く使用されているタトゥーの場合では、目立たない薄さにまで改善することはできても、完全に消えないことがあります。

治療法によっては傷跡が目立つ

切除手術や植皮法では、治療範囲が広くなると傷跡が目立つことがあります。

特に植皮法では、タトゥーがあった部分の皮膚の色と、植皮する皮膚の色の差によって傷跡が浮き上がって見えることがあります。

多くの治療回数が必要になることがある

小さなタトゥーでは1回の治療で完了できる場合もありますが、範囲が広いタトゥーでは複数回に分割して治療が行われることがあり、費用がかさむ可能性があります。

ダウンタイム(回復期間)が長引くことがある

いずれの治療でも、治療直後の皮膚には腫れや赤み、出血などの症状が見られ、数週間〜数カ月間のダウンタイムが必要になります。

特に広範囲に及ぶタトゥー除去を行った場合ではダウンタイムが長引く可能性がありますので、注意が必要です。

タトゥー除去手術の種類

ここまでで、タトゥー除去の費用やメリット・デメリットについてざっとご紹介してきました。

それでは、ご紹介してきた治療法について詳しくご紹介することにしましょう。

切除手術

ワンポイントなどの小さなタトゥーや、細長いタトゥーの除去に適した治療です。この治療ではタトゥー部分の皮膚をメスで切除し、傷口部分を縫合します。

また、この治療では、広範囲に及ぶタトゥーも除去することができなくはないのですが、複数回の治療が必要になりますので、結果的に高額な費用が必要になります。

また、切除と縫合を繰り返すことによって複数の傷跡が残りますので、広範囲に及ぶタトゥー除去をご希望の方は、別の治療での除去がおすすめできます。

アブレーション

特殊な医療器具でタトゥーを削り取る治療です。

この治療は成功すれば美しい仕上がりを期待できますが、難易度が非常に高い治療であるため、熟練した医師に任せなくてはなりません。

この治療は広範囲に及ぶタトゥーに対応していますが、医師の腕次第で仕上がりが決まりますので、ややリスキーな治療だといえるでしょう。

植皮法

タトゥー部分の皮膚を切除し、タトゥーがない部分から採取した皮膚を植皮する治療です。

この方法は広範囲に及ぶタトゥーにも対応していますが、皮膚の採取と植皮を行わなくてはならないため、時間と高額な費用がかかります。

また、植皮した皮膚が定着せずに壊死してしまった場合では再手術が必要になりますので、慎重に検討しなければならないでしょう。

レーザー治療

レーザーの熱でタトゥーの色素を粉砕し、マクロファージ(貧食細胞)によって色素を分解させる方法です。

レーザーは黒い色素に強い反応を示すため、黒や濃紺などの濃い色素のタトゥーであれば、1回で治療が完了することがあります。

ただし、色素が真皮層にまで到達している場合では、1回の治療では改善が難しいため、複数回の治療が必要になるでしょう。

また、カラータトゥーの場合では、ピコレーザーという種類のレーザー治療機が用いられます。このレーザー治療機は超高速でレーザーを照射するため、治療中の痛みが少なく、治療時間が短いというメリットがありますが、その反面、費用が高額になるというデメリットも持ち合わせています。

しかし、レーザー治療は傷跡が残る心配がほとんどないといわれていますので、仕上がりの美しさで選ぶのなら、最もおすすめできる治療だといえるでしょう。

このように、タトゥー除去にはさまざまな種類があり、タトゥーの種類や範囲によって適した治療が異なります。タトゥー除去手術をお考えの方は、費用面だけで治療法を選ぶのではなく、仕上がりにも目を向けて治療法を検討してみることをおすすめします。

池袋サンシャイン美容外科のタトゥー除去手術は

当院のタトゥー除去の施術は、皮膚切除法のみで行っております。

皮膚を除去すると聞くと、少し怖い印象がある人も多いかもしれませんが、当院では、局所麻酔をし、分割切除で施術していくので、多くのお客様から安心していただいております。

特に、レーザーで施術する場合は、10回以上照謝をしなくてはならない場合が多く、完全にタトゥーを除去するまで時間がかかりますし、色によってうまく効果が出ない場合がありますので、あまりおすすめできません。

皮膚切除の方が、確実にタトゥーを除去できますし、色や大きさを問わず、簡単に除去できます。

術後の皮膚の環境などが気になる方も多いと思いますが、当院では、アフターケアに関しても丁寧なサービスやカウンセリングを心掛けております。テーピングや検診などを丁寧にしていますので、手術当日から入浴も可能で、日常生活への影響はありません。
ぜひ一度来院してみてくださいね。

監修者情報

医療法人社団 栄真会
池袋サンシャイン美容外科

院長 鈴木 栄樹

日本美容外科学会正会員・認定医
日本美容外科医師会正会員
日本抗加齢医学正会員

<院長略歴>
95年 聖マリアンナ医科大学卒業
03-06年 医療法人博済会鈴木病院 美容外科外来開設
06年 池袋サンシャイン美容外科開設