わきがとは、自分から気にしないと気づけないことが特徴的な症状です。
どんなに仲が良い友人でも、他人に「わきが臭うよ」とはなかなか言えないでしょう。
そんなわきがですが、日頃からセルフケアを行うことで簡単に臭いが抑えることができます。
この記事では、わきがの原因と緩和させる対策法、完治する可能性のある施術法について紹介していきます。
わきがの基礎知識
「自分にわきがは関係ない」と思う人は多いですが、そういった人ほど、何もケアをしていないので注意が必要です。
朝起きたら男性はひげ剃りをして、女性はメイクをするように、わきが対策もエチケットとして取り入れることが大切です。
わきがは病気?
わきがとは、汗腺からにおいが発生してしまう、れっきとした病気です。一般的に、腋臭症と言われます。
症状にはレベルがあり、軽度レベルであれば、日頃のケアである程度緩和させることが可能です。
自分でも気が付くほど臭いがきつい場合は、病院でわきが治療をするのが最も効果的でしょう。
わきがは手の施しようがないほどの病気ではありません。簡単なセルフケアで症状を軽減できますし、治療することもできます。
さらに、すべての人に病院での治療や手術が必要なわけでなく、生活習慣を見直すことで治るケースもあるので、自分に合った方法で症状を緩和させていくことが大切です。
わきがの原因や要因とは
わきがになってしまうかならないかは、思春期以降に決定すると言われています。
わきがの原因となるのは、汗腺です。汗腺とは、エクリン腺とアポクリン腺の2種類があり、性ホルモンと強く結びついているアポクリン腺がわきがの原因になってきます。
アポクリン汗腺は、成長期の7〜13歳頃から活発化するため、思春期以降に自分はわきが体質かそうでないか確認することができます。
もし、今15歳以上の方で、わきがが発症していなかったら、今後発症する可能性はとても低いといえるでしょう。それでは、わきがの主な原因を見ていきます。
遺伝的な要因
わきがのよくある原因は遺伝的な要因です。
親のどちらかがわきがの場合は50%以上、両親のどちらもわきがの場合は75%以上の確率で子へと遺伝すると言われています。
人間は生まれつき、アポクリン汗腺の数や大きさが決まっているため、親から子へと遺伝してしまうのです。
親がわきがを発症している場合は、自分や兄弟もわきがになっていると考えられるので、自分にわきがの可能性があると感じた際は、家族に聞いてみると良いでしょう。
食生活や生活習慣による要因
わきがが発症する原因は、食生活や生活習慣も大きく影響します。
食生活が乱れて不摂生が続くと、わきがになりやすくなったり、より臭いがきつくなったりするため、要注意です。
例えば、野菜や果物を食べずに、揚げ物など油っぽいものばかり食べている方は、消化に時間がかかるため、わきがの症状を悪化させます。
また、バターやチーズなどの乳製品を食べ過ぎると、タンパク質や脂質がアポクリン腺を刺激するため、わきがの症状自体を悪化させるでしょう。
さらに、添加物が多いインスタント食品やジャンクフード、スナック菓子などもアポクリン腺の活性化を促すと言われています。
過度なストレスが要因
仕事や学校での過度な緊張感やストレスを溜め込んでしまうと、交感神経が働き、わき汗の量が多くなります。
通常は副交感神経が働いて汗の量を調整していますが、ストレスにより自律神経が乱れてしまうのです。
この場合は、ストレスの元を取り除くことで、交感神経が正しく働き、わきがも緩和されます。
タバコやお酒の習慣が要因
タバコやお酒の習慣がある方は、ニオイ成分が血中に溶け出して汗に混ざり、わきがや体臭を発生しやすくなると言われています。
さらに、タバコのニコチンは中枢神経を刺激して、アポクリン腺が活発化するのでわきがを悪化させる原因となるので、さらに注意が必要でしょう。
お酒も、摂取したアルコールが汗と一緒に体外に分泌されるため、直接的なわきがの原因にはなりませんが、体臭に影響してくるでしょう。
自分でわきがを治す!その対策とは
わきがの原因はいくつか考えられるので、まずは、自分の原因を明確にして適切な対策を取りましょう。
市販のクリームや薬を使用する
日頃のわきが対策には、市販のクリームや薬を使うと効果的です。
例えば、デオドラントクリームやデオドラントロールオンといった名前で様々な種類が市販で販売されています。
市販のわきがクリームや薬は、制汗効果や殺菌、消臭効果に優れています。清潔なわきにクリームを塗るだけで、臭いを消すことができるのがポイントです。
しかし、市販のわきがクリームや薬は、アルミニウム成分の焼きミョウバンの配合成分があると、痒みや肌荒れ、かぶれてしまうため、注意が必要しましょう。
無添加処方のクリームを選ぶと安心ですが、高額な商品も多いので、費用対効果をよく考えて上で選ぶと良いでしょう。
わきがは体の内部に原因がある病気なので、市販の外服薬だと根本的な原因を排除することができず、効果が持続しにくいこともあります。
そういった際は、クリニックによる治療が良いでしょう。
ストレス原因に対して対策する
また、今抱えているストレス原因がある場合は、それを解消することも大切です。
学校や仕事の疲れで、ストレスが溜まっている場合は、ゆっくり湯船につかると、リラックスできるでしょう。
それ以外にも、旅行に行くなど、自分自身を精神的に落ち着いた状態にすることが大切です。
完治を目指すにはクリニックでの施術がおすすめ
わきがクリーム・薬やストレス解消は日常のわきが対策としておすすめですが、最終的に、わきがを完治させることはできません。
根本的にわきがの原因を取り除くには、きちんとした病院でのわきが治療を受ける必要があります。
わきがの手術は、ぜひ池袋サンシャインクリニックで
わきがの手術は、多くのわきが治療の実績がある当院がおすすめです。
当院のわきが治療は、最も効果が高いとされている「直視下反転剪除法(ちょくしかはんてんせんじょほう)」にて施術を行っています。
わきのしわに沿って、3cm前後、皮膚をカットし、そこから皮膚を反転し、直接ニオイの元となるアポクリン腺と、 汗の元となるエクリン腺を切除していきます。
経験豊富な医師が直接目視で確認しながら施術を行い、また、傷の縫合も綺麗に行うため、傷跡が目立たたずに、わきがの原因を直接的に排除できます。
さらに、手術後の傷跡を目立たなくするために傷跡治療専用レーザー「スターラックス」を導入しています。
傷跡が残ることに抵抗のある方もおすすめです。
治療の流れ
まずは、カウンセリングを予約していただき、来院していただきます。その後、医師による丁寧なヒアリングを経て、施術に入ります。
手術時間は1時間程度ですので、診察当日に手術をすることが可能です。
皮膚切除の施術後は、自宅へお帰りいただき、術後3日目に包帯外し、約1週間後に抜糸という流れです。
包帯外しは、ご自分で行うこともできます。
手術後の生活もサポート
当院は、術後もきちんとしたサポートを提供している点が強みです。包帯外しをおひとりで行うのが不安な方は、当院にて行うこともできます。
もちろん、抜糸後も、傷跡の治癒に関して丁寧にヒアリングをしながら経過を見守ります。
保険適用の治療
美容クリニックでのわきが治療は保険診療の場合と適用外があります。
当院のわきが治療の多汗症・わきが治療は保険適用となりますので、多くの方に安心してご利用いただいております。
一度当院にお越しいただくと、これまでのわきが施術の症例写真なども見ていただくことができますので、ぜひ一度ご来院ください。
監修者情報
医療法人社団 栄真会
池袋サンシャイン美容外科
院長 鈴木 栄樹
日本美容外科学会正会員・認定医
日本美容外科医師会正会員
日本抗加齢医学正会員
<院長略歴>
95年 聖マリアンナ医科大学卒業
03-06年 医療法人博済会鈴木病院 美容外科外来開設
06年 池袋サンシャイン美容外科開設